曲順とか曲間について

iPodを買ってから音楽の聴き方が変わってしまいました。iPodは常に「シャッフル」状態。非常に楽しい聴き方です。
でも、今日の通勤時はパンササのアルバムを聴くため、シャッフルを切って、アルバムを曲順通りに聴きました。で、ちょっと考えてしまった。。。


レコードがCDに代わった時、A面、B面が無くなったのがちょっと悲しかったんです。レコードを聴く時って、通しで聴くことが多かったんで、曲名は覚えてなくても「A面最後の曲」とか「B面の2曲目」とかって覚えていたんだけど、そういうのがなくなった。あと曲順とかもアルバムを聴く上では重要なポイントで、特にA面の最後の曲ってとても重要だと思ってました。
でも、CDになってからは「ひっくりかえす」ことが無くなってしまいました。。。


しかしCDにはまだ曲順というポイントが残ってました。また曲と曲の間、曲間で曲の印象が変わることもあり、そういうのは大事だよなぁと思ってました。
自分でCDを作るようになってからは、曲間はとても気をつかってました。マスタリングを終えて、曲順が決まってからも、曲間をかえて何パターンもCDを焼いて聴きくらべたりしてました。
でも、iPodで聴くようになってからは曲間のワビサビを感じることはなくなってしまいました。。。


このように、聴く機材やメディアによって音楽の聴かれ方は違ってくるもんだと。。。アップルのiPodのページで砂原良徳が「これからは曲順とか曲間は意識しないでいいかも」といったことを言ってました。確かにその通りだと思います。
メディアとしての音楽が、生演奏から、レコード、テープ、CD、MP3と変わっていくことで、聴かせ方、聴かれ方は変化していくものなのでしょう。


でも、やっぱりCDの曲順とか曲間って重要だよな、と考えながらパンササのCDを聴いていたのです。このCDには「店員さんシリーズ」3部作が入ってます。最初通して聴いた時、面白いっ!!と思ったんだけど、どの曲だったかを覚えてませんでした。
で、また通しで聴いてみる。3曲は全17曲の中に散りばめられているんで、順番に聞いていると「あ、店員さんシリーズ!!」となるワケです。これが楽しい(^_^)
上手く書けなかったけど、曲順とか曲間にはワビサビがあるよね、ってことを思った次第です。おわり。