お葬式

3月31日に祖母の葬儀。親族代表の挨拶を頼まれたので、そのことばかり気になって...。僕は正座がダメで、すぐ足がシビれて立てなくなる。親族代表の挨拶は読経の直後なので、正座から立ち上がっての挨拶。ちゃんと立ち上がれるかどうかが問題だった。

読経の途中で焼香があったんで、その時に一度立ち上がったんでなんとかなった感じ。読経が終わりに近付いた時にこっそりつま先をたてて、立ち上がる準備をした。これをやっていないと、シビれた足では感覚がないので、足の甲で立ってしまって転倒する恐れがある。
なんとか無事に立ち上がって挨拶をしたけど、声は震えるし、足も震えるし...。
でもあとで「声がよかった」とほめられた。はは..。


伊丹十三の「お葬式」は好きな映画なんだけど、あれと同じような光景が見られた。仕切り好きなおじさんがふたり。二人でこれはこう、あれはこう、いいやあれはああだ、と激論。みんな笑うしかない。


大往生だったからか、葬式の時もあまり涙を見せる人はいなかったんだけど、火葬場に着くと一人のおじさんが号泣。テーブルにつっぷして号泣。
見ないように見てて「あのおじさんはきっと、火葬される時になって色んなことを思い出しちゃったんだろうなぁ...。」と思っていた。


が、後で分かったことなんだけど、そのおじさんはひどい花粉症で、火葬場のまわりが杉だらけだったせいでグシュグシュやっていたらしい。。。